【アート教育実践セミナー】自由に絵を描く、という事

【アート教育実践セミナー】自由に絵を描く、という事

こんにちは、たっきーです。

 

今日は保育士、幼稚園教諭限定のアート教育実践セミナーへ参加してきました。

 

講師はAOTさん

 

セミナーは「自由」という言葉を一切使わずに子どもたちの自由な表現を引き出すための具体的な「声かけ」をシェアします、という内容。

 

非常にワクワクします。

 

会場はこちら、飯能市にあるメッツァ敷地内のギャラリー。素敵な場所でした。

ゲシュタルト心理学の地と図のお話から始まり、実践へ。

 

画用紙にペンで絵を描くのですが、こちらが私が描いた絵です。見てください↓

画用紙をはみ出て、自分で言うのもなんですがとても自由にのびのびと好きに描いているように感じますよね。

 

真っ白の画用紙に、はい描いて!ではこうはならない。

 

実はこの作品はAOTさんの自由を引き出す「声かけ」によって生み出されました。

 

例えば「画用紙の真ん中からスタートして上下左右画用紙を必ずはみ出てから元の場所へ戻ってください」であったり「曲線を使って」「肩や肘も動かして」などなど具体的な言葉で伝えられていました。他にもいろいろな促し方があり、とても勉強になりました。

 

ゲーム感覚で、楽しくなり夢中になってしまいます。描いていくうちに、この色が混ざったら綺麗だな!とか、こういう線だったら面白いかも!とか気づきが生まれてくるんですね。

 

最後は白いクレヨンで描いて、氷を使って描いた絵を滲ませます。

氷を通して色が混ざりあっていく様子が分かります。

氷を好きに動かしていきます。これ本当に楽しいな。。

 

家で作った氷ではなく市販のものが良いですね。透明度が高いので色がよく見えます。

ドライヤーで乾かします↓

 

滲んだ色がとても美しい。思ってもいない模様も浮かび上がったりもします。

今回のセミナー、受講して本当に良かったです。

 

環境づくりの大切さや具体的な子どもへのアプローチの仕方がとても良く分かる素晴らしい内容でした。

 

以前とある保育のWebセミナーを受講した時に、絵本作家のはたこうしろうさんがご自身で開催されている子ども向けのワークショップのお話をされていたのを思い出しました。

 

何を描いてもいいよ、だと子どもたちは普通のことをやり始める。一度ルールを作って、あえてそれをはたさん自身がやぶってみせるのだそうです。すると子どもたちはどんどん自分たちで描き始める。はたさんも子どもたちが「自由を体感する事」を目的とされていました。

 

自由を体感して初めて自由に描けるんですね。

 

 

子育てでも、保育現場でも(いつか戻った時は)実践したいなと思います。

 

AOTさんのセミナーは保育士さんには一度参加してみてほしいです!

 

 

 

デカルコマニー

この記事は2024/03/03に公開され2024/03/07に更新、145 ビュー読まれました。

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